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107件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2019-11-15 第200回国会 衆議院 法務委員会 第8号

山尾委員 やはり、戦後、最高裁が、民事にしても刑事にしても、違憲判決というのは、統治行為論が支配して、すごく司法消極の中で極めて珍しい。その事件について、それが保存されているか、廃棄されているか、それを尋ねてもすぐには答えられないという自体が、まずやはり、結構というか相当ゆゆしき事態だというふうに思っています。  

山尾志桜里

2019-10-23 第200回国会 衆議院 法務委員会 第2号

私は、最高裁人事をやはり内閣が握っているとか、あるいは、統治行為論と言ってその判断からどうしても逃げるということ自体がすごく重大な問題だと思っていますけれども、それを放置している結果、最高裁において、戦後七十四年、違憲判決が出された事件記録、これを出してもらったんですね、最高裁に。十件なんですよ、十件。調べていただきました、この国会が始まる前に、やりとりをして。

山尾志桜里

2019-05-29 第198回国会 衆議院 内閣委員会 第20号

一方、解散はそこまで書いていないので、この解散権については、統治行為論という裁判所判断、これも非常に評判が悪くて、憲法学者法学者の間では、最高裁、どうなっているんだ、こんな統治行為論を乱発するようでは最高裁判所意味がないじゃないか、違憲審査意味がないじゃないかという議論にまでなっています。  

高井崇志

2019-04-23 第198回国会 衆議院 本会議 第20号

ところが、最終的に最高裁判決で、政治性の高い国家統治行為であるので司法審査になじまないという、いわゆる統治行為論で棄却されてしまいました。  しかし、過去二回の解散は、政治性の高い統治行為というよりも、今やれば勝てるとの、まさに党利党略以外の何物でもありません。こんなことが許され続けてよいのでしょうか。  そこで、選挙を所管する責任者である総務大臣に質問します。  

谷田川元

2019-02-27 第198回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号

今回、実は、統治行為論というのは、苫米地事件、一九六〇年以来、出てきていないんですよね。いろいろな学者も、何十年もたって、もう統治行為論というのは、実はドイツなんかでは、昔、ドイツに倣って日本統治行為論というのを最高裁はやったんですけれども、しかし、ドイツなんかは、これはもうやめている。まさに時代錯誤も甚だしいというようなことも専門家がおっしゃったりしています。  

高井崇志

2017-03-23 第193回国会 衆議院 憲法審査会 第2号

また、裁判所が関与する場合には、統治行為論などを理由判断を回避することのないようにきちんと憲法に明記し、また、裁判官人事について恣意のないように、現在の規定をより裁判官人事について透明化するといった対応をしないと、任期の延長は非常に濫用されやすい制度になるであろうというふうに指摘をされておりますので、この議論を進める場合には、どのように歯どめをかけるのかという議論もあわせて行っていただきたいと考

木村草太

2017-03-16 第193回国会 衆議院 憲法審査会 第1号

現行憲法裁判所では、緊急事態における政府行動につき、統治行為論によって判断を回避するおそれがあります。憲法裁判所であれば、政府行為合憲性につき、公権的な判断を下すことになります。  以上のように、緊急事態については、どのような要件の緊急事態条項憲法に新設するかという事前の問題だけではなく、緊急時の政府対応に関する事後的審査の問題も重視されるべきと考えます。

小沢鋭仁

2016-11-24 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第3号

一方で、三権分立が三権一体と化しているのが現実であり、統治行為論第三者行為論の採用などによって、国民権利救済を忘れた違憲審査のあり方、時の政治におもねる安易な司法判断の回避には大いに問題ありと批判し、最高裁判所憲法番人であることを忘れてはならないと申し上げ、意見表明を終わります。

照屋寛徳

2016-11-24 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第3号

今、立憲主義については、当然、権力分立ということが求められる中でいえば、戦後の最高裁統治行為論これについてはやはりいかがなものかということもあり、違憲立法審査権については、前回もお話しいたしましたが、民進党は先ほどの参議院選挙政策集で「政治、行政に恣意的な憲法解釈をさせないために、憲法裁判所設置検討など違憲審査機能の拡充を図ります。」と明確に党としての考えを述べております。  

武正公一

2015-09-15 第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会公聴会 第1号

これは統治行為論をもってしても違憲判決出し得るケースだと思いますけれども、この合憲違憲論争はもう我々としては、何というか、飽きたというか、ばかにして見ているというか、これはもう違憲性は明々白々に立証されたからこれ以上我々は語らないというスタンスに今なりつつあるんですけれども。  これは、改めて申し上げますと、憲法九十九条、憲法尊重擁護義務というのがあるんですね。

小林節

2015-09-15 第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会公聴会 第1号

これはやはり一つの法的な事実だろうというふうに思いまして、私はそこで、砂川判決では留保されましたけれども、もしそれがまた問われるということになれば、それは私はやはり統治行為論等によって恐らく合憲になるであろうというふうに思います、判断は。  

坂元一哉

2015-07-08 第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号

しかし、この先は、いわゆる統治行為論ですね、その具体的な方策というのは、内閣国会、そして最終的には国民に委ねられているのだという趣旨のことが述べられております。  自衛隊をつくったときも、二度の安保改定を行ったときも、PKOのときも、テロ特措法のときも、イラク特措法のときも、ある意味憲法解釈というものを再整理し補強しながら、我々は今日まで平和を保ってきたというふうに考えております。  

岩屋毅

2015-06-22 第189回国会 衆議院 本会議 第35号

また、政府は、集団的自衛権行使根拠として最高裁砂川判決を持ち出しましたが、この判決は、集団的自衛権について触れていないばかりか、当時のアメリカ政府圧力もと統治行為論をとり、憲法判断を避けたものであります。  今や、集団的自衛権行使が認められるという政府の弁明は、ことごとく崩れ去っているのであります。  

塩川鉄也

2015-06-19 第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第12号

砂川判決は、実際は統治行為論でもって、すなわち高度な政治性を有する事案に関しては裁判所の審議になじまないとして判断を行いませんでした。つまり、裁判所憲法番人でなければいけない、先ほど長官がおっしゃいましたけれども、こういったこと等で憲法判断を実際には行わない事例があるということをおのずと、みずから認めているということにもなるんです。  

篠原豪

2015-06-15 第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号

寺田(学)委員 時間が来ましたので、統治行為論について、高村副総裁が非常に恣意的にこの判決文をもって乱用されていることは、大学の後輩ではありますが、本当に残念でありますし、何とかしてほしいなと私は思いますので、そのことを今後も議論することをお伝えして、終わりたいと思います。  以上です。

寺田学

2015-06-11 第189回国会 衆議院 憲法審査会 第4号

最終的な有権解釈権最高裁にある、しかしながら、そうした統治行為論などもある中で、こうした憲法解釈について担うべき政府そして国会役割ということに付言がありました。  そうであれば、昨年七月一日の憲法解釈変更閣議決定に至る過程がいかに国会議論に付されたのか、あるいはその後も付されたかというと、国会ではほとんど議論がなかったわけであります。

武正公一